30歳だった技術者がもがき苦しみ作ってみせた未来。その未来に心躍らせた10歳の少年。あれから55年。2度目の挑戦の成果はどうだったのか。
そう問われた青山氏は迷わず答えた。「観客でいた奥様が『会長すみません、うちの息子の将来のために記念写真撮ってくれませんか』と言って『喜んで』と言ったら、そのお母さんいわく、その子どもさんはずっと今まで『大人になったらYouTuberになる』と言い続けてきたらしいんですけど、人間洗濯機(のデモ)が完全に終わった瞬間に5年生の男の子がめちゃくちゃ感動して、感激して『大きくなったら人間洗濯機の会社に入って、僕ももっとすごいものを作る!それを夢にする!』と言ったらしいんですね」とエピソードを披露。
「あの瞬間に僕は自分とダブって、小学校4年生の時の俺じゃないかと。喜んで写真撮って、半分抱きつくくらいの感じで」と振り返ると「絶対将来、おっちゃんの会社来てや!ミライ ミライ ミライ人間洗濯機くらい作ってやと言ったら『絶対作る!』と言ってくれて。泣きそうになって、すぐ泣くから俺」と語った。
ボタン一つで未来をつくる人へのタスキ。万博が成功したというなら、このタスキの継承こそ称えられるべきだろう。少年が作る未来のボタンは何を実現してくれるのだろうか──。
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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