【NASCAR】第34戦:YellaWood 500/タラデガ スーパースピードウェイ(日本時間10月20日)
アメリカで高い人気を誇るストックカーレース、NASCARの第34戦が開催。名手として知られるドライバーが、スピンすらコントロール下におく奇跡的なドライビングテクニックを披露した。
今回の戦いの舞台となるタラデガは、NASCARが開催されるオーバルトラックのなかでも平均速度が高い超高速オーバルとして知られている。一方、ピットロードは制限速度が決められており、これを超えてしまうとペナルティが課されてしまう。全188周で争われるレースの111周目、15台以上のマシンが同時にピットロードへ向かったが、集団で多くのマシンが一気に減速してピットロードへ入ってきたため、隊列に混乱が生じて、“SVG”の愛称で知られるシェーン・ヴァン・ギスバーゲン(36)の88号車が姿勢を崩してしてしまった。
しかし、複数台のマシンがまばらに走る狭いピットロードを、88号車は半回転しながら他車に接触することなく、芝生のグリーンエリアに停車。解説の桃田健史氏は、「きれいにまわり(のマシン)が抜けていってますね。SVGはスピンも上手いんだろうな」と率直な感想を述べた。さらに桃田氏は、「あそこ(ピットロード内)で(車体を)回さないで、そのまま抜けていきましたよね。(SVGは)フルカウンターしながらコントロールしています。ブレーキをロックさせて途中で離してるから、彼は自分の行方がしっかり見えてて、まわりを気にしながらスピンしていますよ」と解説を加えている。
SVGといえば、先日の32戦シャーロットでも勝ったばかりで、今季ロードコースを全勝している「ストリートマスター」。コースがテクニカルなほど輝くSVGらしく、スピンしながらも神業テクニックで接触を回避したという、驚きのシーンであった。(ABEMA『NASCAR Groove』/(C)NASCAR)
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