将棋の第73期王座戦五番勝負は10月28日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で第5局の対局を開始した。防衛3連覇を目指す藤井聡太王座(竜王、名人、王位、棋聖、棋王、王将、23)と、挑戦者で初の王座奪取を狙う伊藤匠叡王(23)は、前日の27日に現地入り。対局場検分後に取材に応じ、最終決戦への意気込みを語った。
最終決戦の地に乗り込んだ両者。運命の最終決戦の前日、27日18時頃から検分に臨んだ。盤駒の確認を行った後、藤井王座からは、照明を「少し暗めに」「現状の室温ですと、対局中だと暑いかもしれません」との要望も。即座に調整が行われ、対局に最適な環境が整えられていた。
「最終局ということで大きな一局ではありますが…」




