将棋の第73期王座戦五番勝負第5局が10月28日に行われ、挑戦者の伊藤匠叡王(23)が藤井聡太王座(竜王、名人、王位、棋聖、棋王、王将、23)に勝利。シリーズ成績を3勝2敗とし王座奪取に成功した。
タイトル独占状態だった“絶対王者”・藤井王座の牙城を崩し、二冠目を獲得した伊藤叡王。第5局終局後には、「まだまだ実感はわかないが、最近は良い状態で対局に臨むことができているので、その中でひとつ結果が出せて良かった」と語り、静かに喜びを噛みしめた。
2002年生まれの両者は、小学生時代から子ども大会などで対戦。小学3年生での対戦時には敗戦した藤井少年が大泣きした映像も残されており、その逸話から「藤井を泣かせた男」としても知られている。
「第4回ABEMAトーナメント」では“仲間”だった両者




