将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定トーナメントが11月14日、東京・渋谷区の将棋会館で行われ、伊藤匠二冠(叡王・王座、23)と斎藤明日斗六段(27)が準決勝の対局を行っている。
藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、棋聖、王将、23)への挑戦者を決めるトーナメントが進行中。もう一方の準決勝では前期の五番勝負挑戦者だった増田康宏八段(28)が糸谷哲郎八段(37)に勝利した。
伊藤二冠と斎藤六段は、同じ宮田利男八段(73)門下。準決勝で“兄弟弟子対決”が実現となった。
伊藤二冠は棋王戦5期目の参戦で、第49期の挑戦者に。藤井棋王を相手に3連敗を喫して敗退となったが、第1局での「持将棋定跡」は第51回(2024年)将棋大賞の升田幸三賞を受賞した。今期は2期ぶり2度目の棋王挑戦、さらには三冠獲りへの前進を目指している。
一方、斎藤六段は8期目の参戦で、前期は挑戦者決定二番勝負まで進出。あと一歩のところでタイトル初挑戦を逃した。棋王戦では、伊藤二冠のほか2019年度には兄弟子の本田奎六段(28)も挑戦者に。斎藤六段としてもこの棋戦にかける思いは強い。
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