名古屋主婦殺害事件をめぐり、その“動機”が注目されている。被害者の夫・高羽悟さん(69)は取材で、「動機は全然分かっていない。私に対しての恨みなのだろうが、ちゃんと供述してくれるかどうか分からないので、半分諦めかけている」と話していたが、その言葉通りの展開になった。
【映像】容疑者が血の付いた手を洗ったとされる公園(実際の映像)
安福久美子容疑者(69)は、逮捕直後は供述していたが、その後に黙秘へと転じたと伝えられる。なぜ、妻・奈美子さんは殺されなければならなかったのか。肝心な動機は被害者家族の耳には伝わっていない。黙秘は憲法で保障された権利だ。取り調べでも裁判でも、自身の不利な供述をする必要はなく、それが被疑者の不利益につながることも禁じられている。
検察官側、弁護士側、裁判官側、それぞれの立場から解説
