将棋の日本シリーズJTプロ公式戦決勝戦が11月23日、東京都江東区の「東京ビッグサイト」で行われ、藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、23)が永瀬拓矢九段(33)に114手で勝利し、2期ぶり3度目の優勝を飾った。
藤井竜王・名人が、2025年度最初の棋戦優勝を飾った。決勝戦では、今年3つのタイトル戦を戦った永瀬九段との対戦が実現。すでに2026年1月開幕の王将戦七番勝負でも顔を合わせることが決まっている両者とあり、現在の将棋界を代表するビッグカードに大注目が集まった。
注目の決勝戦は、振り駒で永瀬九段の先手番に決定。後手雁木から永瀬九段が仕掛け、互いに前例のない高難度の将棋に展開した。永瀬九段は意欲的な姿勢を見せたものの、藤井竜王は冷静に対応。先手の攻めを切らすように丁寧な対応を見せ、先手を制圧。藤井竜王・名人が盤石の指し回しで勝利を飾った。
藤井竜王・名人、永瀬九段の終局後コメント




