そんな中で安青錦は本割で琴櫻を破った。決まり手は内無双。日本相撲協会の公式サイトによると発生割合0.03%の珍手だ。館内が大歓声に包まれる中で、安青錦は懸賞金を受け取っていたが、一部の視聴者がその分厚さに注目。「ワイの年収の1.5年分が」「大量の懸賞」「懸賞、山程出る」などの声が寄せられていた。
そして安青錦はこの勢いのまま、優勝決定戦でも豊昇龍を撃破。安青錦が後ろに回りこむような態勢になると、そのまま送り投げを決めた。新関脇の場所で悲願の幕内初優勝、ウクライナ出身の力士として初めての賜杯を抱いた。
なお、今年一年を締めくくる九州場所の懸賞の15日間の申し込み総本数は2177本と発表されている。千秋楽までに実際に懸けられる本数は、九州場所最多となった昨年の1667本を上回る見通し。
気になる懸賞金事情は、今年の夏場所から、取組後の力士が現金で受け取る懸賞袋の中身が、従来の3万円から1万円に変更された。持ち歩く際のセキュリティー面を考慮したことが、大きな変更理由で、懸賞の手取り1本6万円は変わっていない。以前は給与とは別の口座に、現金支給の3万円を差し引いた、1本3万円が振り込まれていたが、現在は1本あたり5万円が振り込まれている。
(ABEMA/大相撲チャンネル)
2025年11月場所 千秋楽
更新日時:2025/11/23 19:08
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗


