近隣の男性は「風が吹いてブワーっと燃えて、飛び火して、お寺へ燃え移った。一瞬のうちに3軒も4軒も燃え上がるから手の付けようがない」と、当時の様子を振り返る。
住民の話によれば、最初のしらせは「数軒が燃えている」というもの。しかし瞬く間に炎が一帯に燃え移り、逃げるだけで精いっぱいだったという。激しい火の粉が、強風でまき散らされた結果、最初に避難した公民館も危ないとされ、急遽別の場所に移動したそうだ。
大分県災害対策本部によると、被害は約4万8900平方メートルで、約170棟が延焼し、1人が亡くなった。火元は亡くなった男性の家と見られているが、出火の原因はまだわかっていない。火災当時、風が強く火は1.4km離れた無人島にまで燃え移った。
大規模の火災になった理由
