リーチの時点で、1・4索は河にも他者の手にもなく、全て山の中。熱血実況で知られる日吉辰哉(連盟)も「は!?フルマウンテン!」とテンションを一気にあげ、ファンからも「全山」「フルマウンテン来たw」「阿久津の運やばすぎ」といったコメントが押し寄せた。さすがに8枚山となれば、あっさりツモアガるか、それとも続々と脇に流れるかと思われたが中盤の10巡目になっても、1・4索は1枚も顔を出さない。さすがに日吉も「まだ8!10巡目を超えてもまだ8枚残り。恐ろしい!」と悲鳴。解説を務めた河野直也(最高位戦)も「そんなことあるの?」と叫んだ。
するとついにはひたひたと迫っていたBEAST X・下石戟(協会)から11巡目に追いついて4・7筒待ちのリーチ。これも山に4枚残り。阿久津8枚 対 下石4枚という激熱展開に発展した。これには再びファンから、阿久津が待つ1・4索に対して「ホントに入っている?」と不安気な声も見られ、さらに「これ打ったらメンタルやられる」「これ追いつかれんのかよって感じ」と心配するコメントも増えた。
ようやく4索が顔を出したのは捨て牌も3段目に入った13巡目。EX風林火山・内川幸太郎(連盟)が1枚引くと、下家の阿久津も続けて4索ツモ。なんとか無事にチャンスをものにしていた。
※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会
◆Mリーグ 2018年に全7チームで発足し、2019-20シーズンから全8チーム、2023-24シーズンからは全9チーム、2025-26シーズンから全10チームに。各チーム、男女混成の4人で構成されレギュラーシーズン各120試合(全300試合)を戦い、上位6チームがセミファイナルシリーズに進出。各チーム20試合(全30試合)を戦い、さらに上位4チームがファイナルシリーズ(16試合)に進み優勝を争う。優勝賞金は7000万円。
(ABEMA/麻雀チャンネルより)



