4年目の加藤さんは現在、3年の乗船を終えて、休暇中だという。一番つらかったのは「1年目の船酔い。2カ月くらいは吐き続けていたが、急に仕事が始まったら、ピタッと止まった」としつつ、船内の部屋については「幹部候補は1人部屋が多いが、新人は相部屋になる」と明かした。
幹部には3年の乗船履歴が必要となるとして、今は「その3年を終え、休暇を取りながら海技士免許を勉強中。(次に乗る時は)一等機関士の幹部として乗る」という。そんな加藤さんは、1年目の収入が「10カ月間で700万円」だったそうだ。収入以外でも「海や景色がきれいで、海外旅行にも行ける。魚がかかった時に、縄を引っ張る作業にはやりがいがあり、自信につながる」といったセールスポイントを語る。
女性船員の現状について、佐藤所長は「船内が広いといえども風呂場や寝室が分かれていないので女性は難しい。そこが将来的に分かれていけばいい」と語った。
そして、「仕事は確かに大変だが、やりがいもある。加藤さんが偉いのは親孝行で、帰国したら全額出して家族4人を沖縄旅行に連れて行った。そういう醍醐味もある。嫌だったら(船を)下りているだろうが、一等機関士を目指して勉強している。勘違いされやすい業界だが、ぜひチャレンジしてほしい」と呼びかけた。
※野崎練太郎さんの「崎」は正式にはたつさきの字
(『ABEMA的ニュースショー』より)
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