玉木代表はさらに、「減税になったら単年度の税収が減るからダメと財政当局がいつも言われて私も肩身が狭い思いしてるんですけど、ただ我々は、単年度で減ってもだんだん盛り返していく、例えば手元にお金が残ったら消費が増えて消費が活性化して売り上げが上がって法人税も所得税も消費税も増えていくという、ダイナミックな税収の増加効果もちゃんと分析するのが筋だと思うんですが、どうしても静的なスタティックな分析ばっかりこれまであったので、即時償却だって1回ね単年度でガンッと減らしますけど、逆に言うと翌年以降は経費計上が減るので税収増えてくるからトータルでは別に減らないんですよ。金利分あるけどね。こういうことをやるのが発想の転換、片山大臣も言ってるようなね、その意味ではいわゆる経済に与えるプラスの影響を盛り込んだ税収の増加効果も含めたね、ダイナミックスコアリングと言いますけど、こういうことを導入すべきじゃないでしょうか」と迫った。
これに対し片山大臣は「まさに今般の総合経済対策で導入することになっていますが、ダイナミックスコアリングは玉木党首おっしゃったような、減税を含む財政支出はマクロ経済にプラスの影響も当然与えるべきですから、将来の増減収の効果についても分析を行って何年かであるいは未来まで含めて分析して判断していくということで、責任ある積極財政の考え方のもとでは当然精力的に戦略的に財政出動を行うわけですが、財政の持続可能性を実現しマーケットからの信認を確保するうえでこういった考えも当然入ってくるわけで、適切に経済財政運営を行っていく中で重要な要素だと考えております」と答弁。
これに玉木代表が「きょう片山大臣前向きでいいですね」と感想を述べると、議場には笑いが広がった。
玉木代表は「やっぱり経済元気にしていかないと。この6年間結局めちゃくちゃ税収増えたじゃないですか増税してないけど。6年連続過去最高税収、6年連続税収の上振れですよ。コロナ始まった2020年税収60兆だったんですもん。今回80兆超えたわけでしょ。5年間で20兆増やすの増税でやったらパンクしてますよ。でもやっぱり経済の、特に名目GDPの安定成長がこれだけ財政再建を促すというのは私も学びましたし、そういったことを取り入れていくのが大事ではないかなと思います」と力説した。(『ABEMA NEWS』より)
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