■穂川果音「“空振り”でいいと思っている」
災害時に接する情報について、精神科医の井上智介氏は「情報から距離を取ることは無責任でも逃避でもない」との見方を示す。「災害報道に強いストレスを感じるのは弱さではなく、人が本来持つ『共感装置』が働いている証拠」だとし、「画面を閉じる、深呼吸する、状況の確認だけして情報から離れるなど、小さく細かな区切りが心の回復力を支える」としている。
気象予報士で防災士資格も持つ穂川果音は、「自分が安全な場所にいればそうしたほうがいいが、私は気象災害に関しては伝えて、“空振り”でも命を守ることが大事だと思っている。(情報と)距離を取らないでほしいが、その伝え方はすごく難しくも感じる」と話す。
長尾氏によると、「気象庁の最大の課題は、いかに警報を早く、正確に解除するか」だという。「それが社会への大きな貢献になるのではと、気象庁も最優先課題で取り組んでいる。スパコンでシミュレーションする際、大地震だと破壊に数分かかるため、最初と最後で津波の規模が変わり、予測に時間がかかってしまうという原理的な問題がある。ただ、最初に海面が盛り上がった形を知る方法が最近かなり出てきていて、より正確に解除ができるように研究を進めている」とした。(『ABEMA Prime』より)
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