■帰国生入試の廃止
国際教育評論家の村田学氏は、帰国生入試廃止について、「リニューアルと考えた方がいいと思う。従来、帰国子女は、1980年代以降から増えた。アメリカに行って帰ってくるっていう想定だったが、今、他の国に行ったり、複雑になってきている。そのため、大学は新しく定義を整え直して、枠は廃止したけど、総合選抜に変えたと考えるのがいい」と説明。
帰国子女にとって不利ではないのか。「一見、不利には見えるが、大学側としてはそういう生徒を引き続き求めている。なので、入試制度が変わっても受け入れる方向にある」と答える。
また、「一般生からすると、帰国枠は楽だと思われている。科目数が少なかったり、一般入試のように6科目8教科はなかった。ただ、よく考えると、高校生は先進国含めて、到達する学力は18歳とほぼ同じ水準に入る。それをどの言語で、どういう思考法で学んできたかは違うので、そこをうまく評価しようとするのが今回の取り組みだ」と補足した。
■帰国子女の苦悩
