静かな会場に、低く野太い声が同時に2つ響く瞬間が訪れた。「大和証券Mリーグ2025-26」12月15日の第2試合で、渋谷ABEMAS・多井隆晴(RMU)と、セガサミーフェニックス・醍醐大(最高位戦)が、同じ待ちでテンパイ。アガリ牌が他者からこぼれた際、きれに揃って2人が「ロン」の発声をする低音の“二重奏”が実現した。
東3局2本場のことだ。多井は1万8000点持ちのラス目、第1試合でトップを取り連投してきた醍醐は2万8000点持ちの2着目。どちらも3万点持ちでトップ目に立つEX風林火山・勝又健志(連盟)を追いかけていた。
先にテンパイにたどり着いたのは醍醐だ。7巡目、唯一にして最大の急所と思われたカン8筒を引いてテンパイ。平和・ドラは確定、4筒なら高目で2・3・4の三色同順という1・4筒待ちでリーチを打った。これに多井も食らいつき、8巡目に同じく1・4筒待ちのテンパイ。こちらは赤1枚、ドラ1枚といった内容だ。
渋い声が2つ響く会場Mリーグ 日程
TODAY
12月16日(火)
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渡辺太
園田賢 -
岡田紗佳
渋川難波 -
鈴木優
仲林圭 -
本田朋広
瀬戸熊直樹
12月18日(木)




