将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯挑戦者決定戦が12月16日、東京・将棋会館で行われ、増田康宏八段(28)が斎藤明日斗六段(27)を80手で下し、藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、23)への挑戦権を獲得した。増田八段は2期連続の挑戦となる。
昨期は五番勝負で0勝3敗のストレート負け。「不甲斐ない」と悔やんだ悪夢から1年、増田八段は“打倒・藤井”のヒントを、先に一角を崩した同世代の伊藤匠二冠(叡王、王座、23)の戦いぶりに見出していた。
「王座を奪取された伊藤二冠に続かなければという思いがあります。伊藤さんは、先手番で相掛かりを指して2勝されていたと思うんですけど、序盤でリードして藤井さんに研究がなく自分が指しやすい展開に上手く持っていったのかなと思います。自分もそういった展開に持っていきたいなとは考えています」
「藤井さん苦しめる展開にしなければならないですね」




