将棋のお~いお茶杯第67期王位戦予選決勝が12月25日、東京・将棋会館で行われ、齊藤優希四段(29)と伊藤沙恵女流四段(32)が現在対局中だ。本局の勝者は「王位リーグ」入りが決まる。プロ1年目の齊藤四段が予選突破を決めるのか、伊藤女流四段が女性初となるリーグ入りを決めると同時に「棋士編入試験」の受験資格を獲得するのか。
藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、23)への挑戦権を争う予選が進行中。1組決勝では、斎藤四段と伊藤女流四段が激突している。
王位戦では、1995年の第37期から女流棋士に出場枠が設けられており、今期は福間香奈女流王位(清麗、女王、女流王座、女流名人、倉敷藤花、33)と伊藤女流四段が参戦。伊藤女流四段は、渡辺正和六段(39)、斎藤明日斗六段(27)、中村太地八段(37)、金井恒太六段(39)と強豪棋士を破り決勝戦へ進出した。今年4月にプロ入りした気鋭・齊藤四段との大一番を制し、女性初の王位リーグ入りを決めることができるか。
また、伊藤女流四段が勝利した場合、「王位戦挑戦者決定リーグ入り」の条件を満たし、棋士編入試験の受験資格を獲得することとなる。2021年に設けられたこの条件を突破して受験資格を得た例は過去にはなく、史上初の快挙となる。
振り駒で先手番となった伊藤女流四段は、矢倉を志向。大注目の一戦を制し、王位リーグ入りを決めるのはどちらか。持ち時間は各4時間。
齊藤四段と伊藤女流四段の昼食メニュー




