劇中でのんが演じたのは、心の傷や葛藤を抱えながら、文字通り命を削って盤上に打ち込む孤高の棋士だ。その「指し手」から放たれる殺気は、史上初の八冠独占を成し遂げ、数々の修羅場を潜り抜けてきた藤井竜王・名人の目にも、恐怖を感じさせるほどのリアリティがあったという。
しかし、目の前に現れた本人の柔らかな微笑みと丁寧な挨拶に接すると、藤井竜王・名人は一転して「本当に柔らかい雰囲気で、安心しました」と安堵のハニカミ笑顔。
盤上の鬼と化したのんの“殺気”と、素顔のギャップに翻弄された絶対王者の姿に、周囲からも笑みがこぼれていた。
(ABEMA/のん×藤井聡太竜王・名人『年末指し納め対談』)
この記事の画像一覧






