「DNAから作る似顔絵」世田谷一家殺人事件解決のカギに? 冤罪の恐れや人権侵害のリスクも…元成城警察署長は「なぜ加害者の人権を守る制度設計になっているのか」と指摘

(2/7) 記事の先頭へ戻る

 アメリカのパラボン・ナノラボ社には、現場に残された犯人のDNAから顔の特徴を推定する「ゲノムモンタージュ」の技術があり、捜査に導入されている。同社のエレン・グレイタク博士は、「人の目や髪、肌の色、そばかすの数を推定。顔の形については、顔の幅が広いか、顔が長いか、鼻の高さはどうかといった推定をし、その人と非常に似た似顔絵が作成できる」と語る。

 ゲノムモンタージュで推定された顔と、実際に逮捕された容疑者の写真を比べてみると、顔の形状や目元など、外見的な特徴を捉えているように見える。2万人を超える民間のDNAデータベースを活用しているため、精度の高い顔を推定可能できているという。実際に同社では約10年前から捜査機関に協力し、これまで200件以上の事件解決に貢献している。

 そもそも従来のDNA鑑定では、個人識別に使う「限られた領域」だけが分析対象になっていた。藤田氏は「昔は“ジャンクDNA”、ガラクタDNAと言われていた」として、かつて役割が十分に解明されていなかったDNA領域があったと説明する。

「DNAからの似顔絵作成、そこから捜査が進む」
この記事の写真をみる(4枚)
このまま画像を見る
続きは広告を見た後にご覧いただけます
クリックして広告を見る