第19回朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメントが1月17日、名古屋市の「ポートメッセなごや」で行われ、1回戦で伊藤匠二冠(叡王・王座、23)が羽生善治九段(55)に、青嶋未来七段(30)が服部慎一郎七段(26)にそれぞれ勝利し、2回戦進出を決めた。伊藤二冠と青嶋七段は、午後2時から4強入りをかけて対戦する。
本戦トーナメント初出場の伊藤二冠が、タイトル獲得数99期、朝日杯でも5回の優勝回数を誇る“レジェンド”羽生九段に99手で勝利。「積極的に動いていく展開を目指したが、判断が難しい将棋だった。最後までしっかり寄せ切れるか難しいと感じていた」と振り返った。
ABEMAでテキスト解説を務めた黒田尭之五段(29)は、「相掛かりの最新型で、知識と経験が求められる難しい序盤戦でした。49手目に歩を伸ばした一手からの一連の順が機敏で、先手の伊藤二冠が少しリードを奪ったように見えましたが、羽生九段も崩れず対応し難しいねじり合いが続きました。79手目の飛成では、代えて凡人だととりあえず▲同飛成△同玉の局面から考えそうなところで、さすがの瞬発力でした」とコメント。「以下も自玉の安全度を見切りながら正確に寄せ切り、全体を通して伊藤二冠の高い技術が光った将棋だったように思います」と総括していた。
「最後は負けていないことを祈るような展開だった」




