■「娘に『なんでそんな目で私を見るの』という言葉が出た」

ひかりさん
拡大する

 ひかりさん(33)は、長女が生後3カ月の時に“産後うつ”と診断された経験がある。「産後1カ月ぐらいから、漠然と『しんどいな』と感じていたが、3カ月を過ぎた頃から、娘がほほえみかけてくれた時に、とっさに『なんでそんな目で私を見るの』という言葉が出た。私自身では気づかず、家族から言われ、自分でも信じられなかった」。そして、「子どもを家族に預け、外に出てしまった。家の前に線路があり、『飛び降りたい。死にたい。育児から離れたい』と強く思った記憶が残っている」と振り返る。

 そして、「その場で夫が『限界かもしれない』と見かねて、『1回先生に相談してみてもいいんじゃないか』と言ってくれた。『夫も一緒なら』と勇気を出して行った」という。症状は「眠れない、ご飯を食べられない」といったものだった。

 “産後うつ”と診断され、「まさかだった。看護師の資格を持っていて、育児でホルモンバランスが乱れることはわかっていたつもりだったが、いざ先生から突きつけられると、『ここからどうしていこうか。人に助けを求めなきゃいけないフェーズに来てしまったのか』と愕然とした」と話す。

■「家族が小さくなったことは1つの要因」
この記事の写真をみる(11枚)