第19回朝日杯将棋オープン戦決勝が2月11日、大阪府高槻市の「高槻城公園芸術文化劇場」で行われ、藤井聡太竜王・名人(王位、棋聖、棋王、王将、23)が伊藤匠二冠(叡王、王座、23)に94手で勝利し3年ぶり5度目の優勝を飾った。通算5度の優勝は、羽生善治九段が保持する最多回数に並ぶ快記録となった。
現在2つのタイトル防衛戦に臨んでいる藤井竜王・名人が、思い出の朝日杯で3年ぶりの優勝を飾った。初優勝は15歳の五段だった2017年度大会で、当時の決勝戦記録係を務めていたのが伊藤二冠だった。8年越しの決勝の舞台では、そんな両者が盤を挟むというファン垂涎の展開となった。
振り駒で伊藤二冠の先手番となると、得意の相掛かりの出だしに。早いペースで進行すると、一気に高難度の中盤戦へともつれこんだ。攻めに出た伊藤二冠に対し、藤井竜王・名人も意欲的に対応。バランス感覚の難しい将棋となったが、藤井竜王・名人が主導権を握ると、緩急自在の指し回しでじりじりとリードを押し広げていった。
劣勢に追い込まれた伊藤二冠も、堂々と後手陣へと踏み込んで揺さぶりをかけたが、藤井竜王・名人は動じない。正確な受けの手を重ねて、3年ぶりの優勝を決めた。
藤井竜王・名人のコメント




