■強大な高市自民に戦う姿勢が揃わなかった中道

中道の敗因
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 元朝日新聞記者で、元立憲民主党政調会長筆頭補佐の山岸一生氏(東京9区)は、「3つの玉」を敗因に挙げる。まずは「政策の“玉”切れ」で、「食品消費税の争点がつぶされ、その後の二の矢、三の矢を準備しきれていなかった」と話す。

 2つ目が「“玉”木国民民主党代表」だ。「我々が野党をまとめきれなかった。東京などでは、国民が大量に候補者を出して、野党候補がバッティングして、票が割れてしまった。そこは我々の力不足だ」。

 そして最後が「トップの“玉”」で、「『高市か、高市以外か』という選挙に対して、本気度を持って『野田総理で政権交代だ』と訴えきれなかった。中道自体が『負けすぎると大変だからくっつこう』という“守り”から始まったため、街頭でも『政権交代でこれをやりたい』ではなく、『自民党が勝ったら大変だ』という守りの演説になってしまった」と振り返る。

 今後どうなると予想されるか。「来年4月に統一地方選挙があり、自治体議員が一番の被害者だ。野に下った我々も含め、地域からボトムアップで課題解決する運動を起こすしか、再生の道はない。トップダウンで『一緒になるぞ』と言っても誰も付いてこない。」。

 落選者の現在については、「3種類に分かれる。やる気をなくして泣いてばかりの仲間と、他責思考に陥っている仲間。『頑張ろう』という仲間は3分の1しかいない。それでも、『焼け野原の中で何かやろう』という人はいるため、そこにきちんと旗を立てていく」と語る。

 元経済産業大臣で、旧民主党代表の海江田万里氏(東京1区)は、「経済の世界には1番底、2番底、3番底があるが、今は2番底だ。3回くらい負けて、そこから立ち直れないと本物ではない。郵政選挙の時も3年10カ月かかった。どこまで耐え忍び、その間の参院選や統一地方選挙で、どこまで反転攻勢に立て直すかが今後を左右する」と指摘した。

 そして、V字回復のポイントとして、「歩き回る“靴底減らし運動”だ。これは階猛幹事長もよく知っている。党幹部が全国を回って声を聞く。我々の声も聞いて結構だが、まずは自治体議員など、周辺にいる人たちの声を聞いてほしい」とアドバイスする。

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