■泉健太氏、野田前代表の“お詫び”コメントに「負け惜しみ」

野田氏のお詫び
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 泉氏は今回、中道の代表選には出ず、新体制では“代議士会長”になった。「立憲系が21人しかいない中で、手を挙げるのは勇気がいる。立憲系議員に『この中で本気でトップをやるヤツはいるか』と聞いたところ、階氏が『俺やるよ』と手を挙げた。小川氏も会合直後に出馬表明している。火中の栗を拾おうとするなら、やってもらうしかない。2人とも十分やれるだろう」。

 自身の再登板はなかったのか。「3年間の代表任期で全力を尽くして、まだ回復途中だ。ポストに就くと、公のことに追われてしまう。仲間がこれだけ議席を失ったのだから、誰かがしんがりを務めないといけない。全国を実際に歩いて、仲間たちをサポートする必要があり、今回はその役割だろうなと感じた」。

 代表時代を振り返り、「すごく大変。神経をすり減らす仕事だ。ただ『機会があるからやる』という話ではなく、心技体が整っていないとできない。そこで今回、小川氏と階氏が『脂ののった時期だ』とチャレンジしたことは評価すべきだ」とした。

 野田前共同代表は2月16日、ブログに「お詫び」と題した記事を投稿した。そこでは「自民党にガチンコ勝負で負けたという実感はありません。高市総理への期待感だけの『推し活』のようなイメージ論に、選挙戦全体が支配されてしまったように思います。何とも言えない独特の『時代の空気』に、私たちの訴えが飲み込まれてしまいました」とコメントされていた。

 この“敗戦の弁”について、泉氏は「完全なる負け惜しみ。正直、『何言うてんの』だ。ガチンコで負けた気がしていないなら、感覚が鈍っている」と指摘する。「僕は野田氏の側近に『頼むからビラ撒きだけで民意をはからないでくれ。ちゃんとネットに向き合って、コメントを読んでくれ』と言っていた」。

 海江田氏も「一番の敗因は若者の中に入っていけなかったこと」と考える。元防衛副大臣で、元立憲民主党幹事長代行の渡辺周氏(静岡6区)は「世論調査を見ると、高齢者が答える1000サンプルの電話調査では、勝っているかトントンだった。しかし、500サンプルのネット調査では大負け。街角の反応は悪くなかったが、民意を測りきれず、軽視していたのが敗因だ」との考えを示す。山岸氏は「小泉進次郎氏と同い年の44歳だが、同世代から支持されていないと感じた」との印象を明かす。

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