中道から出馬し、落選した源馬謙太郎前衆議院議員は「(議員会館に)行くと、エレベーターまで養生してあって。次(の予算委員会)でやろうと準備してたものがあったりしたので、それも日の目を見ずに。しかも置いておいてもしょうがないので、廃棄しないといけない。本当にすごく切なかった」と語る。
それでも出ていかねばならないため、秘書やボランティアの手を借りつつ、すべて自分たちの手で退去を行なったそう。「急に無職になるわけで、なるべくお金は節約しなきゃということで。家族と一緒に2台の大きめの車で3往復して、自分たちでやりました」。地元静岡まで 片道3時間半。それを3往復。その道中、脳裏に浮かんだのは2017年の初当選の日のことだ。
2017年の衆院選、3度目の挑戦で初当選した源馬氏。「初めて(議員会館に)入った時は、まだ何も道具もないのにお祝いの胡蝶蘭が届いていたりして、晴れやかな雰囲気だった」。
国会での質問回数や提案した法案の数などから、静岡県内でただ一人、2019年に三ツ星国会議員に選ばれたこともある。なぜ?を繰り返すも答えが出ない。出るのはため息だけか。「いま国会がまた始まりましたけど、その様子をテレビで見ている自分。今まではその場にいて、その場で聞けていたのがテレビで見ているというのはすごく切なく、悔しい思い」と胸中を吐露した。
引っ越しは人生のターニングポイントだ。喜びもあれば悲しみもある。引っ越し業者は、他人の人生の岐路に立ち会い喜怒哀楽も一緒に運ぶ職業だ。
「基本的に僕は芸人さんの引っ越しが多いので、売れていく瞬間に立ち会えるのがすごくうれしい。例えば、ワンルームから急にタワーマンションに住む方もいるし。もちろんタワーマンションからワンルームに都落ちする方も。それが今回の選挙で落ちた方々に当てはまるのかもしれない。そこから這い上がる方もいるし、ぜひ頑張ってほしい」(高倉氏)
議員だけでなく、秘書やスタッフも…
