この両者の体重差は実に81.6キロ。身長180.4センチ、157.9キロを誇る元十両のベテラン・魁勝に対し、山藤は76.3キロという幕下では異例の細身だ。取組では魁勝がその圧倒的な質量を活かして両まわしを引き、万全の形から一気に寄り立てた。最後は157キロの巨体が完全に乗っかる形で山藤が押し潰される衝撃的な結末に、館内からは悲鳴にも似たどよめきが上がった。
しかし、ファンの熱視線が注がれたのはその直後のことだった。勝ち名乗りを受けた魁勝は、土俵を去る際に一度立ち止まると、姿勢をピンと正して土俵に対し深々と「90度の一礼」を捧げた。微動だにせず、真っ直ぐに腰を折ったその姿は、勝負の厳しさの後に流れた清々しい時間としてファンの目に焼き付いた。
この魁勝の美しい所作に対し、ABEMAファンからは「初日から良い光景が見れた」「良いお辞儀」「丁寧な礼」「礼儀正しいな」といったコメントが続出。31歳のベテランが見せた「礼に始まり礼に終わる」という大相撲の精神を体現する立ち振る舞いに、「見てるだけで気持ちいい礼」と絶賛の嵐が巻き起こった。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2026年3月場所 2日目
更新日時:2026/03/09 19:34
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗
