FW陣で好調なのは植木と清家
今後も長野と長谷川は主力で、もう1枚を谷川と宮澤がスタメン争いする構図になりそう。さらに、注目したいのが松窪だ。2025年のアメリカリーグでベストイレブンに輝くなど成長著しく、ニールセン政権でも準レギュラーの立ち位置にあったが、今大会はコンディション不良なのかここまで出番ゼロ。ただ、技術と運動量を併せ持ち、インサイドハーフと3トップの全てに対応可能だけに、調子が上がっていれば決勝トーナメントで“秘密兵器”になりうる。
3トップは、右ウイングが浜野まいか(トッテナム)、CFが田中美南(ユタ・ロイヤルズ)、左ウイングが藤野あおば(マンチェスター・シティ)がレギュラー格だ。いずれも2試合で先発している。ただ、田中はフィニッシュの精度を欠きここまでノーゴールで、ベトナム戦で初ゴールを挙げた浜野もベストコンディションとは言い難い状態。一方でCFの植木理子(ウェストハム)、右ウイングの清家貴子(ブライトン)は、ここまでいずれもチーム最多の4ゴールと結果を出している。ニールセン監督が決勝トーナメントでどんな選択をしてくるのか興味深い。
さらに、1対1の突破力では藤野に引けを取らないSBと兼任の千葉、タメが作れる宮澤、前述した松窪、チームで最もヘディングが強くCFもこなす高橋、そしてインド戦で代表初ゴールを挙げた土方麻椰(アストン・ヴィラ)と前線は多士済々。土方起用時はCFを2枚並べる中盤フラットの4-4-2も試しており、戦術的な幅も広がっている。
頂点まで残り3試合。勝利すればW杯出場権が手に入る3月15日の準々決勝(相手がフィリピン代表)、韓国代表とウズベキスタン代表の勝者と戦う3月18日の準決勝、そして3月21日の決勝は、グループステージと違って基本的にはその時点のベストメンバーで臨むはずだ。指揮官が選ぶスタメンに注目したい。
(ABEMA de DAZN/AFC女子アジアカップ2026)

