■「仕事の8割をAIに」活用派が語る役割の変化
対照的に、仕事の8割をAIに任せているという、ある株式会社代表の古川健介氏は、AIによって、人間はより高度な仕事に集中できると説く。
「ワイヤーフレームという設計図みたいなものを描くと、だいたいこんな感じというのが決まっている。そういったものを作るのが一瞬で済むのは、すごく生産性が上がっている。他の時間をもうちょっと考えたり、いろいろなことを突き詰めていくという、人間がやらないといけない仕事に集中できている感じがする」。
古川氏は、AIを「部下」のような存在だと捉え、責任の所在や問いを立てる起点の部分に人間が注力すべきだと語る。
また、近畿大学 情報学研究所 所長の夏野剛氏も、エンジニアがAIを使いこなすことで、要求されるレベルが一段階上がっていると指摘する。
「今までは、いかにバグのないコードにして、それを素早くやるかが問われていた。だけど今、そんなコードは全部AIがやってくれる。そうすると今は、相手が言ってることの大本にある解決したいことは何かをしっかり聞き出し、で、それをClaude Codeを使ってシステムにする能力が問われている。今までの優秀なエンジニアより、1段上のことが要求されている」。
■「無能な人がやると詐欺師になる」AI格差への懸念
