<大相撲三月場所>◇十四日目◇21日◇大阪・エディオンアリーナ
勝負が決した直後、“珍手”に敗れた力士が見せた一点の曇りもない「やられた―」の清々しい笑顔と負けっぷりがファンの心を鷲掴みにした。
序ノ口十三枚目・武田(中村)が挑んだのは、序二段九十八枚目・宇瑠寅(式秀)。番付では宇瑠寅が上位に当たるが、163.2キロの武田に対し、宇瑠寅の体重は62.5キロ。現役最軽量力士だ。
武田にとっては18歳の若さとパワーで押し切りたい一番。立ち合い、宇瑠寅が左に変化するも、武田が冷静に対処。土俵中央からの鋭い突き押しで宇瑠寅を土俵際まで弾き飛ばし、誰もが武田の勝利を確信した。と、次の瞬間だった。
ここで宇瑠寅が執念の逆襲。もろ手突きでトドメを刺しにいった武田の懐へ電光石火の速さで潜り込むと、武田の右足をひょいと抱え上げた。
すると160キロを超える巨体が宙を舞い、足取りで宇瑠寅の勝利が告げられると、土俵に転がった武田は思わず「やられたー!」と言わんばかりのビッグスマイル。その清々しい負けっぷりにファンも反応。「やられたーの笑顔」「うわーって顔するわ」「武田、かわいいw」といったコメントのほか、「いい性格してる」「これからの活躍を期待したい」「これは応援したくなる」といった激励が続々。
勝った宇瑠寅は5勝目(2敗)、敗れた武田は3敗目(4勝)を喫したが、その爽やかな振る舞いで、結果以上の存在感を示す一番となった。(ABEMA/大相撲チャンネル)
この記事の画像一覧2026年3月場所 9日目
更新日時:2026/03/16 19:11
※ ○=勝ち、●=負け、□=不戦勝、■=不戦敗

