あと一歩及ばず…永瀬拓矢九段、悲願の王将奪取ならず 藤井聡太王将をカド番に追い詰めるも無念の敗退

将棋
永瀬拓矢
【写真・画像】 1枚目
【映像】藤井王将が防衛を決めた瞬間

 将棋の「囲碁将棋チャンネル ALSOK杯第75期王将戦七番勝負」第7局が3月25、26日の両日、大阪府高槻市の「関西将棋会館」で指され、挑戦者の永瀬拓矢九段(33)は藤井聡太王将(竜王、名人、王位、棋聖、棋王、23)に89手で敗れ、シリーズ成績3勝4敗で悲願の王将奪取はならなかった。第4局を終えた時点で3勝1敗とし、絶対王者をカド番に追い詰めた永瀬九段だったが、そこから底力を発揮した藤井王将の反撃に遭い、あと一歩のところでタイトルには手が届かなかった。

【映像】藤井王将が防衛を決めた瞬間

 運命の最終局は振り駒の結果、永瀬九段の後手番となった。戦型は両者が得意とする「角換わり」。出だしから永瀬九段は桂損をいとわず強く攻めかかる用意の作戦をぶつけ、盤上は早々に事前研究を離れた未知の力勝負へと突入していった。1日目の午前中は比較的早いペースで進行したものの、午後に入ると互いにじっくりと時間を消費する展開に。手が広い局面に直面した手番の永瀬九段は、174分という約3時間の大長考に沈み、この58手目が1日目の封じ手となった。

 明けて2日目、永瀬九段の形に生じたわずかなほころびを藤井王将は見逃さなかった。先手に駒得を拡大され、苦しい展開を強いられることとなる。それでも永瀬九段は決して諦めず、馬を主力にして必死に迫り、渾身の粘りを見せた。だが、冷静かつ正確に猛攻を受け止める藤井王将の背中は手数を重ねるごとに遠くなり、最後は競り負けて無念の敗退となった。

終局後の永瀬九段のコメント
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