将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第5局が3月29日、鳥取市の「有隣荘」で行われ、藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、棋聖、王将、23)と増田康宏八段(28)が現在対局中だ。藤井棋王の逆転防衛か、増田八段のタイトル初奪取か。運命の最終局は、後手番となった増田八段が「一手損角換わり」を選択した。
カド番をしのいでフルセットに繋げた藤井棋王が逆転防衛を果たすのか、増田八段が悲願の初戴冠を決めるのか。鳥取市を舞台に争われている最終局は、振り駒で藤井棋王の先手盤に決定。後手番となった増田八段は、「一手損角換わり」を志向した。
ABEMAで解説を務める鈴木大介九段(51)は、増田八段の意表の作戦選択を、「積極的に戦って研究で勝ちにいくというよりは、藤井さんの研究が薄い方に行って時間でリードすることも含めて中終盤で自分だけ色んな手筋を知っているという状態に持っていくことが狙いだったのでは」と解説。「これは勝負将棋で、この対局以降に増田さんが一手損をやることはないと思う。まさに“とっておき”の作戦」と強調していた。
「藤井棋王は“フルセットの鬼”になる可能性がある」




