「食べられない=死」の決断を迫られる家族の苦悩…20年前に祖母の“胃ろう”を拒んだ当事者「本人の意思がわからない中で決断するのは非常に悩んだ」

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■医療現場に潜む「訴訟リスク」と「制度の歪み」

筒井冨美氏
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 フリーランス麻酔科医の筒井冨美氏は、日本で胃ろうが選択されやすい背景に、施設側の防衛策があると指摘する。「高齢者が食べ物を喉に詰まらせて亡くなった際、施設側が責任を問われ、2000万円を超える賠償を命じられる判決が出ている。現場としては、安全な胃ろうを勧めざるを得ないインセンティブが働いている」。

 また、制度上の問題も挙げ、「自宅での介護が難しく入院を希望しても、特別な医療処置がないと入院できない場合がある。家族を休ませるために、あえて胃ろうという『処置』を作って入院の理由にするという、微妙な理由で選ばれるケースもある」と語った。

■「寝たきり大黒柱」と社会保障費の現実
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