私たちはリュックが発見された峠道を進むことにした。ちょうど峠道から降りてきた人に出会った。「お子さんが1人で来る場所じゃない?」と尋ねると、住人は「まったくない。この辺りの土地勘がない。ずっと離れたところの子どもさんですから」と応じ、地元住民でも「通らない。こっちに行く用事がない。120%向こうから会う車はない」と答えた。
リュックが発見された場所は峠道を進んでおよそ1キロ付近だという。「自分たちもこの道を通ることはほとんどない」地元の人はそう口を揃える。それだけ細く険しい峠道で夜になれば真っ暗でよほど慣れた人以外は危険だという。
まさかこの道を小学生一人が歩いてきたなどは考えにくい。車で走ってみて取材ディレクターは感じた。なぜそんな峠道で消防団が探したにも関わらず、リュックが見つかったのか。
そして峠道入口からおよそ1キロの地点に到着。警察によれば親族が発見したというリュックはガードレールの裏側に置かれていたとされ、リュックには目立った汚れなどなく25日に雨が降ったにも関わらず濡れてなかったという。リュックが見つかった付近のガードレールの外側は崖になっていた。
「今の状況からすると事件だと思う。身代金目的の誘拐事件ではない。11歳の子どもが学校から歩いてこっちに来るよりも第三者が車に拉致して乗せて、人通りが少ないところへ連れてきた可能性がある。本人の意思だったら一人でここへやって来て……カバンを捨てるんだったら学校の近くに捨てるけど、わざわざここまで来て捨てる意味がない」
「状況から結希さん自身で失踪した可能性は低いのではないか。リュックは第三者が置いた可能性が高い。第三者が捜査をかく乱する目的も考えられる」
状況から第三者が関与した可能性も指摘するが真相はいまだ不明だ。
小学校の児童たちは学校から不要不急の外出を控えるよう要請
