この日も糸谷八段はいつもの“お散歩”へ出かけていたが、午前のおやつが提供された直後だったこともあり、なんと藤井名人も席を外してしまう。その結果、画面に映し出されたのは対局者2人が不在の空席のみという、名人戦らしからぬ珍しい光景だった。これには、ABEMAの中継で解説を務めていた佐々木大地七段(30)も「対局者もいないですし、我々は何を解説すれば…(笑)」とお手上げ状態で苦笑いするしかなかった。
緊迫感あふれるはずのタイトル戦で見られたこのほっこりとする一幕に、ABEMAの視聴者も即座に反応した。コメント欄には「誰もいない名人戦」「解説者泣かせ」「こんなことある?」といったツッコミが続出。さらには、糸谷八段の愛称を交えて「ダニーだもん居ない時間の方が長いよ」と楽しむ声や、「呼び出しアナウンスしますか」といった冗談も次々と書き込まれた。
また、中継カメラには対局者がいないため、記録係だけがポツンと映し出されるシュールな映像が続くことに。手持ち無沙汰になってしまった記録係に対しても、ファンからは「記録さん眠くなっちゃう」「何を記録するんだっけ?」「記録係w」と愛あるイジりが殺到し、ついには「記録さんがんばれ」という温かいエールも送られた。
盤上では最高峰の激しい頭脳戦が繰り広げられる一方で、時折見られるこうしたハプニングも、長丁場となるタイトル戦観戦の醍醐味の一つと言えるだろう。再び両者が盤面に向かったとき、どのような名手が生み出されるのか。二人の熱戦から引き続き目が離せない。
(ABEMA/将棋チャンネルより)




