「相談窓口は正論ばかり」「家族への相談は自殺行為」未成年少女の遺体遺棄事件から見える“孤立出産”の現実…赤ちゃんポストの院長が指摘

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「どうして殺人に至ってしまったか、簡単に申し上げるとパニックです。実際、その女性たちに拘置所とか留置所で面会すると、人の顔色をいつもうかがいながら生きてるような、そんな感じの人も少なくない」(蓮田院長、以下同)

「この子たちっていうのは、境界知能とか、それから発達障害、ADHDとか、非常に高い頻度で認められまして。常日頃から親から説教され、『虐待』『過干渉』が非常に多い。だから本当は親に相談しないといけないけども、一番知られたら困るのが親で、人生が終わるんじゃないかっていうくらいに恐れる」

 厚労省は妊娠出産の相談電話番号を設け(#8778)、各都道府県では「にんしんSOS」などの相談窓口を設けている。しかし、この「相談」という言葉が高いハードルになっていると指摘する。

「妊娠相談窓口が全国にございますけれども、少なくとも親に知られないままにいろいろな妊婦検診してくれるとか、出産面倒を見てくれるとか、そういう保証がないと、その相談窓口に電話しても、結局は『じゃあ、あなた親御さんに言わないとね』って言っちゃうんですよ。家族が助けにならないので相談しろと言われても、自殺行為なんです。彼女たちにとっては」

「人間の論理を押し付けてはいけない」
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