「寂しい、情けない…」子どもの自立で“空の巣症候群”に?「存在価値がわからない」「子どもの分まで買い物してしまう」悩みに識者が助言「寂しさを感じる許可を自分に」

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■子育ては「人生で一番大きなプロジェクト」“寂しさ”は頑張ってきた証

はぐくみプラス調べ
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 株式会社はぐくみプラスの調査では、子どもが家を離れた時の感情について「寂しい」や「心配だ」という回答が半数以上で、「ホッとした」というポジティブな感情は約37.6%にとどまった。また、約3割の親が空の巣症候群を感じているという。

 この結果について、内田氏は次のように語る。「何か1つのことを一生懸命やっている時は、そのために頑張っているわけであって、例えばスポーツでたとえてみると、全速力で走って、ゴールした後もまだ心拍数は高いし、呼吸も苦しいし、体は少し混乱してるわけであって、そのあとクールダウンが必要だ。なので同じように全力投球してきた育児の役割を終えたというか、1つのチャプターを終えた時に、一時的にその役割を手放せなかったりとか、次のペースがつかめなかったりと揺らぐことは当然。それは弱さではなく、むしろ子育てと深く真剣に関わってきた証だと思うので、過渡期というものを悪いものとして取らなくてもいいと思う」

 また、「発言小町」には、3人の子どもを育て上げたシングルマザーから切実な投稿が寄せられていた。「子ども3人を育てているシングルマザーです。十代のときに生んだ長男が4月から就職して家を出ます。浪人して大学院に行ったのでもう25歳。十分、一緒に居たと思います。私は地元に住んでいるので私の実家も歩いて行けるし、近所にはいつでも会える友達がたくさん居ます。趣味もたくさんあります。なのに寂しい‥情けないです」(一部抜粋)

 この投稿には「寂しく思うのって当たり前だよ。その気持ち、全く正常!ごく自然!!」「慣れるまでの辛抱なので頑張って乗り越えましょう」「そのうちその生活も慣れて、また息子さんとの新しい付き合い方が生まれます」「子育て終了からの人生は、自分の好きなことをして生きましょう」など、投稿者を労いつつ励ます声が多く寄せられている。

 内田氏も次のようにエールを送る。「本当にお疲れ様でしたって拍手を送りたい。この方、『情けない』という言葉で投稿を終えられているが、全くそんなことはなくて。やっぱり子育てって人生で一番大きなプロジェクトじゃないですか。それが一区切りした時に、これから自分は何をすればいいんだろうって感じるのも、ずっと一緒にいた人が突然いなくなった後に寂しいって思うのも、全て自然なプロセス。どんなに喜ばしいことであったとしても、そこに寂しいっていう思いだったりとか悲しいっていう思いっていうのが共存することは全然悪いことじゃない。むしろ頑張ってきた証であって、『自分は偉い』という褒め言葉と同時に、自分が寂しさを感じる許可をあげてほしい」。

原因は「目標と役割の喪失」自分の感情を否定せずに受け止めることが大切
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