■20代で20社を転々
専門学校卒業後、約20もの会社を退職してきた27歳のせわしさん。自身の労働観について「そもそも、この令和の時代において、週5日で8時間働くということが、自分の中ではちょっとおかしいなと思っている。自分の時間を、会社のために週5日、8時間使うことに『縛られている』という感じがするし、それに対しての給料が見合っていないというのが一番」と述べた。
最初の勤め先は介護関係。「もともと、高齢者運動指導の枠で入ったのに、入ってみたら介護寄りの仕事で、仕事内容も合わないし残業代も1時間働いても30分しかつかないような会社だった。家は寮だったが、家賃を引いても手取りが14万円というレベルだったので、1カ月で退職した」。
仕事に対しては「真面目に働きたい気持ちはある」とし、現在はトラックドライバーが1年以上続く。「1人で運転しているのが気が楽というか、自分に合っている。人は好きだが、仕事として人と関わるのが難しい。フリーとか、自分で会社を作るとかよく言われるが、普通の人にはそんな能力はない」。20代で、今の自分に合っているかもしれない職にたどり着けたことには「僕はラッキー」という感覚を持つ。
一方で、戦略的な早期離職を選択する者もいる。24歳のユウジさんは、新卒で入社したITベンチャーを1年3カ月で退職した理由を振り返る。「2024年12月で、かなりAI(の進歩)が来ていて『このままシステムエンジニアやっているとまずい』と直感的に感じた」。さらに「(1社目は)ベンチャー企業で長くいるつもりはなかったし、得られるものは得た。自分でもかなり実力がついた部分はあった。AIのこともあったので、辞めてしまおうと思ったのがきっかけ。待遇も上がり、転職の中ではかなり理想的な方」と加えた。
また4月から新入社員が退職する流れについては、転職経験者として「本当に難しい話で、人によるかなとも思うが、結局のところは企業とのミスマッチが、一番原因としては大きい。就活では(会社が)キラキラして見えるとも思うが、いざ蓋を開けてみれば全然違う会社も多いと思う。会社が人を欲するところに重点を置いた結果、こんなことになっている。ギャップが離職率の増加につながっている」と私見を述べた。
■SNSで情報「ノリで辞める人も多い」
