■SNSで情報「ノリで辞める人も多い」
こうした若者の動きに対し、採用コンサルタントのひぐまあきのり氏は「SNSが発達したこともあり、すぐ辞めてもすぐ仕事が見つかる人を見て『他の人もしているなら、自分もいいのではないか』と、ノリで辞める人も多い」と語る。
また転職市場にも触れ「やはり売り手市場というのが大きい。若い人はあまり出世したくないという話もある。次のステップが見つかるならば辞めていいと思いつつ、これまでのイメージのように『3年ぐらいは勤めておけ』という思いも少しある」と述べた。
2ちゃんねる創設者・ひろゆき氏は、「僕は早く辞めてくれたほうがいいと思っている」と語る。「どうせ辞めるなら、1カ月居続けて、いろいろなトレーニングをして、社内のことを教えて辞められるより、最初から来ないほうがコストは安い。退職代行だろうとなんだろうと、初日から来ないほうがマシ」だという。
さらに、若者が転職を繰り返せる状況には「本来なら、採用されないような人を採用している。結果として、根性がなくて辞めてしまうとか、初日から来ないような人まで採用してしまっている」と、採用基準の変化にも言及した。
実業家の岸谷蘭丸氏は、若者が抱く将来への焦燥感を分析する。「みんな20代を無駄にしてはいけないという刷り込みが強いとすごく感じる」とし、「自分が何年間かその会社に投資することにあたり、会社側も『あなたが投資してくれた場合、あなたはこうなるし我々はこうなる』という明確な未来の発表と共有ないと頑張る気にならない」と語った。
家具・インテリア用品の大手・ニトリでは、就職先人気ランキング(文系)で1位だが、2026年度から新卒総合職の通年採用を導入する。また実務経験がある若手を示す「第二新卒」に注目する企業も増えた。
転職を繰り返したせわしさんは「辞めたいと思った人が辞められる社会の方が健全だと思う」とし、またユウジさんは「通年採用はどんどん広がっていくと思う。富士通もそうだ。新卒採用をやめるところもかなり多くなっているので、今後はいわゆる年功序列的な働き方がどんどんなくなっていく」と予想した。
(『ABEMA Prime』より)

