親の介護で16年…その後の人生への絶望「全く計画も立てられず、残ったのは老化だけ」社会が支えるべき課題は

ABEMA Prime
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■「とにかく人と繋がり、『助けて』と伝えてほしい」

支援のあり方
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 牧野氏によれば、2040年には多死社会を迎え、介護離職や社会復帰の難しさがさらに深刻化するという。「仕事や人生のことをワンストップで相談できる『ケアラーセンター』のような場所が必要だ。イギリスなどの支援が進んでいる国では、ケアラー自身をアセスメント(評価・診断)し、就職相談やリハビリを行う仕組みがあるが、日本にはまだ窓口が全くない」と、制度の遅れを強調する。

 日本には「子どもが親の面倒を見るのが美徳」という価値観があるが、石橋さんは「子どもの頃から『あんたが私らの面倒を見るんやで』と言われて育った」と明かす。

 牧野氏は「70代以上にはその価値観が根深いが、60代以下は『自分のことは自分でやる』と変わりつつある。社会を啓発していくしかない」と述べた。

 現在、ワンオペで介護に奔走している人々に対し、石橋さんは「自分を責めないでほしい」。牧野氏は「まずは介護者支援をやっている団体や、介護者が集まる会、認知症カフェなどを探してほしい。とにかく人と繋がり、『助けて』と伝えてほしい。そうすれば、必ず手を差し伸べてくれる人がいる」と訴えた。

(『ABEMA Prime』より)

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