SNSで広がる「助けてください投稿」の是非 安易な多用は炎上リスクも 専門家「非常ボタンであって販促ボタンにしてはいけない」

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■「非常ボタン」としての懸念と信用の毀損

本田武士氏
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 一方で、こうした投稿の乱用を危惧する声もある。働き方改革総合研究所の新田龍氏は、「『助けてください投稿』は、まさに非常ボタンみたいなもの。毎回押すものではないし、それを『販促ボタン』にしてはいけない」と、安易な利用に警鐘を鳴らす。

 また「本当のSOSだったら問題ない」としつつも、「(店が)潰れる心配がないのに『潰れそうです』と言ってしまうとか、単なるプロモーションなのに『誤発注です』と言うのも、これはウソ。人の善意につけ込んだ姑息な反則で、批判される余地が生まれてしまう」と、誠実さの欠如が招くリスクを指摘した。

 さらには「同じ店が何度も繰り返すようになってくると、単なる販促手法に見えてしまう」とし、「経営能力がないのではなど、結果的に店の信用を毀損するリスクもある」と述べ、再発防止に向けた説明責任などの必要性を説いた。

 これには本田氏も、投稿が広まる中での苦い経験を振り返る。「誹謗中傷もあり『(余っているなら)ただで配れ』など、すごくいろいろな意見がある」と感じたという。「再生数が伸びるとコメント欄もすごく伸びて『私もそう思う』『農家さんが精一杯作ったんだからこうあるべき』という意見も出た」と、SNS特有の賛否が入り混じる現状を語った。

■議論される「商法」との境界線
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