■「今払ってあげたい」経営者の本音と外資の視点
社内に退職金制度を設けていないグローバルパートナーズ株式会社の社長・山本康二氏は、「40年後に払うものがあるなら、今払ってあげたい。20代で年収3000万円を突破して頑張っている社員もいる」といい、「退職金よりも現在の給与への還元を優先すべき」だと主張した。
同社では退職金制度がない代わりに、労働分配率を粗利の50%以上に設定するなど、高い給与体系を維持しているという。「退職金目当てに長く居座るような考え方はダメだ。頑張る人には長く残ってほしいが、頑張らない人には来てほしくない」。
外資系企業での勤務経験が長いSEKAIA株式会社CEOの薄井シンシア氏は「外国にはそもそも退職金という制度はない。その代わり日本企業よりはるかに年俸が高い。会社が倒産すれば退職金は消えてしまうし、運営実態も見えない。それなら現金を自分で受け取って投資する方が合理的だ」との見方を示した。
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