「スーパーウーマンは真似できない」「コミュニティから排除」女性研究者の道を阻む“見えない壁”の正体

わたしとニュース
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■ロールモデルより「ネットワーク」環境整備の重要性

 日本の大学教員は、研究や教育以外の負担が非常に大きいという。海外との違いについて、中野氏は次のように語る。

「アメリカの大学の教員は研究と教育に専念できるイメージがあるが、日本の大学の教員はそれ以外の事務や委員会業務など、ものすごくいろいろなことをやっている。しかも研究費を獲得して、成果を出して、さらに家庭もケアしてとなると本当に大変に見えてしまう。『こういう形でもやっていける』という多様な姿を見せていくことが必要ではないか」

 その解決策として、周囲との連帯の必要性を語る。

「一人の素晴らしいロールモデルより、ネットワークを通じて情報交換や励まし合うことが有効ではないか。そうした支援の輪を広げていければと考えている」

 そして、学術界の女性比率の課題において、今後必要な取り組みについて次のように締めくくった。

「幼少期からの社会全体の環境づくりはもちろん、大学側の環境整備も不可欠だと思う。特に入学・入職した人たちを、いかにウェルカムな環境で迎え入れるかが重要だと考えている」

(『わたしとニュース』より)

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