「空港で首絞め」「注射器で刺され…」日本人女性初のLA警察官が明かす想像を絶する体験

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 ロサンゼルスで日本人女性初の警察官として10年間、銃社会の最前線を生きてきた永田有理氏は「トラックの荷台に警察官が乗るというのは賢い決断ではない。私だったらやらない」として「助手席にもう1人いた。その2人がもし銃を持っていたら、荷台に乗った時点で撃ち殺される。銃社会でそれをやったら完全アウト。自殺行為」と説明した。

「アメリカではかなり考えられない状況。荷台に乗るというのが、自身の全身を犯人に対してさらしてしまうことになる。警察官の方は、助手席に誰かが乗っていることも認識していたと思うので、それを考えると、助手席にいる人から発砲される可能性がすごく高い。絶対に車が動き出すのがわかるので、アメリカだったら荷台に乗ることはまずない」(永田氏、以下同)

「犯人がすごく危険な運転をしていて、パトカーや電柱に突っ込んでいったことを考えると、もし私がその現場にいた警察官だとしたら、精神的に異常がある方、薬物使用、酒、何らかの持病で発作を起こしている可能性など、それらのどれかだろうと。持病はかなり可能性としては低いと思うが、そういう風に考えると思う。この警察官の方なりに国民を守るためになんとか止めなきゃということでされたのだろうと思うが、アメリカだとああいうやり方はしない」

「この警察官の方が何のために発砲したのか。犯人を撃つために発砲したのか、それとも警告として発砲したのかが気になる。警告だとしたら、車体はメタルなので跳弾して人に当たってしまうことがすごく多い。当たらなかったのがラッキーだったと思う。もし当てるつもりだったのであれば、なぜ当たらなかったのか。日本の警察官の銃訓練の少なさを私はいつも言っているが、いろいろと課題があるのではないか」

「日本の警察官は銃をあまり抜くことが無いそうだが、アメリカではこの人ちょっと危険かもしれないと思ったぐらいで銃を抜く。銃を抜く度に書類を書くということもないし、銃を抜くことは日常的にみんながすることなので、日本との感覚の違いが大きい」「銃を抜くのはほぼ毎日だった」

 銃社会のアメリカでは、年間約4万4000人が銃で命を落とすとされる。警官も相手も銃を持つ社会だが、銃の使用は“最後の選択”だという。「アメリカでも誰かを撃つということは、英語でラストリゾート(最終選択)と呼ぶが、ギリギリまでそこにいかないようにして、ダメだったら撃つ」と説明したが「私は危険を感じたら先に銃を抜く。向こうが銃を抜いてしまったら私が負ける。0.0何秒の差で」。

 日本の警察官の場合、携帯する拳銃は原則1丁で弾は5発だが、永田氏はどうだったのか。「ハンドガン2丁にライフルかショットガン、どちらかは好みで。私はショットガンを常に車に積んでいました」。

「空港で首絞め」「注射器で刺され…」想像を絶する体験
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