■学ぶことは「別人になること」
平石氏 「学ぶこと」は「別人になること」ともおっしゃっていますね。
内田氏 シラバスって、通販のカタログみたいですよね。「この日にこんなことをやって、こんな能力が身につきます」、みたいな。それだと消費者と一緒です。買い物をした消費者は、別人になるわけではないですよね。自分の資産が加算されているだけです。ただ、学びはそうではない。本来、学びとは“別人になっていくプロセス”のことです。
東アジア的な学びは、とにかく学ぶことで人間が変わっていくんです。「三日会わざれば刮目して見よ」といいますが、3日経ったら別人になるくらい連続的な自己刷新、自己変容こそが東アジア的な学びです。日本はある時からヨーロッパ的で、確立したアイデンティティに様々な資産・付加価値を身につける教育観が圧倒的になりましたが、それに対して小さな拠点を作って必死に抵抗している感じですかね(笑)。
■“陰謀論”には限界がある
