伊藤匠叡王が防衛3連覇達成!斎藤慎太郎八段との2期連続フルセットの死闘を制す 次なる舞台は同学年のライバル・藤井聡太王位への挑戦へ

将棋
伊藤匠,斎藤慎太郎
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 防衛を果たした伊藤叡王は、「相掛かりの一つやってみたい将棋だったが、かなり中盤が難しくわからない部分も多かったが、うまく指せた部分もあったと思う」とコメント。シリーズを通し、「最初は白星先行で行けたが、あと一勝が遠い展開でかなり大変なシリーズだった気がしている。結果が出てほっとしているというのが正直なところ」と今期の番勝負を振り返った。

 一方、斎藤八段は「難しいかなと思っていた局面が、徐々に自信がなくなっていった。 そういう意味では読みが甘かったのかなというところもある。最終盤も粘る手があったか。 ただ全体的にはずっと自信がないく苦しい将棋で、徐々に(差を)広げられてしまった」。シリーズについては「最初の二局で負けてしまって、そこからはずっと厳しかった。フルセットで2期連続対局できたので、結果は出なかったが今後に生かせるようにしなければいけないなと思う」と言葉を詰まらせながら振り返っていた。

 第3局から猛追を見せた斎藤八段の執念を退け、王者の風格で3連覇を飾った伊藤叡王。この劇的な防衛により、将棋ファンの熱気は次なるメガマッチへと向かうこととなる。

 伊藤叡王は、7月に開幕する「伊藤園お~いお茶杯第67期王位戦七番勝負」への挑戦権をすでに獲得している。迎え撃つのは、同学年の絶対王者・藤井聡太王位(竜王、名人、棋聖、棋王、王将、23)だ。これまで、タイトル戦という大舞台で藤井王位からタイトル奪取に成功しているのは伊藤叡王ただ一人。それだけに、この両者が激突する真夏の七番勝負は、将棋界を揺るがすほどの大きな注目を集めること間違いなしだ。

 自身が保持するタイトル戦のフルセット全勝という圧倒的な勝負強さを、今回も証明してみせた若き叡王。最高潮の充実ぶりを引っ提げ、次なる大舞台へと歩みを進める。

 ◆伊藤 匠(いとう・たくみ) 2002年10月10日、東京都世田谷区出身。2020年10月1日に四段昇段。2021年度には新人王戦を制し、将棋大賞で新人賞、勝率一位賞をダブル受賞。将棋界の次世代を担うスター候補として注目を集めた。さらに2023年度には、竜王戦でタイトルに初挑戦したほか、棋王戦にも挑戦。2024年には叡王戦で同学年の藤井叡王を3勝2敗で破り、自身初のタイトル獲得を果たした。2025年には叡王初防衛を飾ったほか、王座初挑戦で奪取に成功。今期の叡王3連覇により、タイトル獲得数を通算4期に伸ばした。通算成績は218勝83敗、勝率は0.724。趣味はプロ野球観戦で、中日ドラゴンズのファン。
ABEMA/将棋チャンネルより) 

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第11期 叡王戦 五番勝負 第5局 伊藤匠叡王 対 斎藤慎太郎八段
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