戦略の違いで最もファンを沸かせたのは第4局だ。横浜の監督・森内俊之九段(55)は「よくわからないので…」「自信ないので…」と語り、まさかの「0秒」に決定。同秒数の場合は振り駒となるが、相手が1秒でも入札すれば即座に後手番となる。
相手の九州の西田拓也六段(34)が「気持ち多めに」と36秒を入札したため、森内九段は後手番に。『先手を差し上げます』というスタンスで、自身の持ち時間は丸々5分を残すというベテランらしいクレバーな選択を見せた。このように、先後を問わない姿勢や、持ち時間のアドバンテージを重視してあえて後手番を狙いに行くという選択肢も生まれ、新制度は奥深いゲーム性を提示することとなった。
「少し多めに出したい」「ここは豪勢に」
