辞め時、セカンドキャリアに悩むボクサーに“次の世界”を示したい
優大の夢は、次第に明確になりつつある。一方で、課題も山積だ。「お前が面倒をみるってボクシング辞めたんだろ」そんな父の言葉に反発して実家を出たものの、事業を始めて間もないためローンを借りるのは難しいのが現状だ。
「銀とのことも考えたらアパートでは難しい。土地、上物ありでローンが組めたらな…とか思って今動いてるんですけど」
それでも優大は前を向く。そこには、自分のセカンドキャリアを通じて“示したい”ものがあるからだ。
「結局、小さい頃からボクシングをやってる子たちって、それしかやってこなかったんで“辞めるタイミング”もわからない。そういう人たちのセカンドキャリアに夢を与えるためにも、頑張ってるんです。コーヒー屋だって、俺が成功させたら、みんなも“何にでも”なれる。今までボクシングに注いでいたエネルギーを全部そっちに向けたら、夢は叶う。それを体現して、後輩たちとか、ボクシングを未だに辞められずにいる人たちに『セカンドキャリアでも頑張っていこうぜ』って。別世界でも、別の業界でもやっていけるとこを見せなきゃいけないですね。コーヒーを通して」
1日の締めは弟・銀次朗とのマススパー「相変わらず俺と銀はそんな感じ(笑)」
