1日の締めは弟・銀次朗とのマススパー「相変わらず俺と銀はそんな感じ(笑)」
そして、ファンが気になる銀次朗の現在についても近況を話してくれた。“生活のすべてに介護が必要な状態”という大変さはありながら、以前と変わらぬ兄弟の関係性についても。
「銀の状態で言うなら、すべてに介護が必要な状態です。トイレに行く、ご飯を食べるだけでも、みんなが食べるようなご飯が全部食ベられるわけじゃない。飲み込む嚥下(えんげ)の機能がうまくいかないので、少しとろみをつけて、まとめて飲み込みやすいようにしなければいけない。次第にとろみも緩くなっているので、10年後は普通にとろみなしで食べられると思います。トイレも退院してすぐは1日中行きたがったけど、少しずつ回数も減っている。ただ左半身は完全に麻痺してる。左半身は怪我した時から全く動かない。今はこれぐらい動くとかはなく、もうずっと動かない。現実は現実で受け止めなきゃいけない。歩けるようになるか、20年後に走れるようになるかっていったら難しいと思う。でも“ゼロではない”とは思ってる。脳の構造的に右脳の機能がなくなっても、右脳の仕事を左脳がやってくれるようになるかもしれない。そういう希望を捨てずにあいつはリハビリを頑張んなきゃいけない」
そんなリハビリの日々の中で、優大は“以前と変わらず”に銀二朗に接している。「Shinonome coffee」の朝は早く7時から、営業時間は午後7時まで。仕事から帰って、自分の家に入る前に、隣のアパートに住む銀次朗のもとへ向かうのが日課だという。
「あいつは毎日同じ日々の繰り返し。つまんないし、モチベーション上がんないんですよ。あいつの目も死んでくる。だからいつも仕事が終わったらまずは家に帰るより先にあいつのとこ行って『おい、来いよ!』っていったんマスを始めます(笑)。パチパチパチーンって。すると銀も俺のこと右腕で掴んできたりします。マスとかは全然、毎日してますよ。目慣らしでね。相変わらず、俺と銀は変わらないですよ。『おい、今日もやってやろうぜ』ってね。俺が何かのモノマネしたりすると、噴き出して笑ったりもね。あまり病人、けが人扱いすると銀の気持ちも落ち込んじゃうので、本当に今まで通り接してます。今日俺が頑張ったこととか、俺が明日頑張ることを言って、銀が明日頑張ることを言う。それでお休みするのが1日の流れ。相変わらず俺と銀はそんな感じ。ボクシングの時と変わらないんです」
ヘルパーさんなど店に連れてこられる人がいる場合は、銀次朗も介護やリハビリの一環として店に顔を出すこともあるという。現在、お店の横のテナントは空いているということで、次の構想も広がっている。カフェの店舗数が順調に増えていった際にはバーの運営を。さらにはジムを併設して、銀次朗と二人でボクシングの指導も行える場所も…優大が思い描く夢とセカンドキャリアは“いつか明るい未来が待っている”と名付け、始めた「Shinonome coffee」のように明るく未来を照らし始めている。
「隣のテナントも買って、壁を壊して隣のテナントにバーをつくって夜も営業できるように。さらに奥をつなげて子どもたち2、3人に俺らが教えられるようなパーソナルのフィットネスジムを作る。そこに来れば、銀はいつでも楽しめるっていう場所を作ろうかなと思っています。カフェから徒歩内に銀の家を設けてあげて、そしたらもうお散歩がてらにジムにも来れるし、ボクシングにも、カフェにも関わることができる。そうすることによってみんなも銀に会えると思うんです。まだみんなが銀に会えてないんでね。銀に会える場所を作っていこうと思っている。それが僕の未来予想図ですかね」
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