駆け込んでも誰もいない?「こども110番の家」急減の背景にある高齢化とコミュニティの変容

ABEMA Prime
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■誰が担うのか?個人情報を周囲にさらす怖さも

義家弘介氏
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 こども110番の仕組みを、どう活用すればいいのか。宮田氏は「大人が作ったもので、ただシールを貼っただけではダメ。子どもたちにとっては、怖い思いをしているときに、誰が住んでいるか分からない家を訪ねるのは、二重に難しい。意味を教えるのは当然だが、そこへあいさつに行き、顔をつなぐなどの土台づくりからだ」と説く。

 義家氏は「原点に立ち返ることが重要だ。スマホ文化の中で、公衆電話が相当減っている」と話す。「息子が小学生の時は、通学ルートを学校に出して、公衆電話の場所を親子で確認した。定期入れに小銭を入れて、『なにかあったら、これでかけて』と伝える。東日本大震災の時も、深夜11時ぐらいに公衆電話から連絡が来た」。

 子どもの見守りをめぐっては、「誰が担うのか」も論点になりがちだ。これには「リーダーシップを執るのが、PTAと防犯協会、自治会、学校と地域によってまちまちだ。『日中に居ること』が条件だが、1人暮らしで、家族が施設に入所してしまえば無理になる。個人情報を周囲にさらす怖さもある。『○○さん家はあそこ』と気軽に言える時代ではなくなった」といった課題があるという。

 河崎氏は「地域差が大きい」と感じている。「過疎地域は子どもが少ないため、おじいちゃん、おばあちゃんが一生懸命見守る。ところが都会では、みんなが働いているため、子どもを見守れる大人が個人宅にいない。となると、商店や企業が多い学区では、そうした場所にシールを貼るようシフトしていくことが必要なのかもしれない」。

(『ABEMA Prime』より)

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