■「6歳以下は座るべき」専門家が指摘する“7歳の境界線”
「子ども心ながらに『今危なかったな』とか、そういった経験はよくしたなという記憶がある」と語る稲富氏。電車やバスの座席と子どもの関係性について、稲富氏は年齢とバランス能力という2つの視点から次のように指摘する。
「やはり子どもたちの成長はそれぞれ違うので、“子どもの年齢”が1つの基準。その子自身がしっかりとしたバランス能力が備わっているかどうかを見た上で、立つか座るかを決められるといい」(稲富氏、以下同)
「まず年齢でいくと、6歳以下は座っておいた方がいいかなと。5歳のお子さんだと一見バランス能力が備わっているように見えるが、5歳という年齢は、それまで頭が大きかった幼児体型から手足が伸びた小学生らしい体型・子どもらしい体型に変わっていく過程。体の長さに対して、重心や体のバランスが変化して、実は5歳というのはバランスが取りにくくなる一つの年齢だと言われている。『何歳から立ったらいいのか』に関しては、個人の成長段階によって異なることはあるんですが、一つ、7歳が基準かなと思っています」
さらに、7歳を基準とする理由について次のように補足する。
「7歳から10歳までの子どもを対象にした研究で、揺れに対する体のバランスを取る姿勢の反応は、7歳から10歳の子どもたちは大人のレベルとあまり変わらなかった。そのため、7歳からは比較的に立っていられる子どもが多いのではないかと思っている」
「すぐ手足が出ちゃう子はまだ座った方が…」バランス能力の見極め方
